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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第22章 強まる絆

アズの腕にスッポリと抱き締められながら、私はそのまま快楽の波にのまれていった。
アズと一緒に絶頂を迎えて、幸せに包まれていった。
私の上で呼吸を整えるアズの髪を撫でる。
少し癖っ毛なアズの髪はフワフワで触っていても、気持ちいい。
「アズの髪、フワフワだよね。」
「サラは、髪真っ直ぐだから、羨ましいなっ。」
フフッと笑ったアズが、私の鼻をチョンとつついた。
お互いに見つめあい、フフフッと笑い合った。
こんな些細な他愛のない事が、アズとは幸せに感じる事ができる。
お互いの体をギュッと抱きしめ合う。
暖かいアズの温もり。
もう手放したくない。
ずっとこのまま、アズと一緒に。
「少しの我慢だよ。これからずっと一緒にいられるように、頑張ろう。サラだけに辛い思いは、させないから。」
「うん…アズ。愛してる。」
「俺も愛してるよ。サラ、愛してる。」
アズとの甘い5日間が終わった。
これからの、私達には辛い辛い道程が待っていた。

