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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第4章 きっかけ

1日の内のたった数分の浮わついた気持ち。
ただ、それだけのつもりだったのに…。
PM2時の二人の時間は、どんどん二人の距離を縮めていく。
人生の歯車が少しずつ回り始めて、少しずつ違う方向へズレ始める。
それが悪い方へ動くのか、良い方へ動くのかは、誰もわからない。
幸せな家庭だって、ほんの些細な一瞬のきっかけで、変わり始めるんだ。
でも、私は貴方に出逢えた事を一生後悔する事はないと思う。
確かにあの時、私は貴方を真剣に愛していたんだから。
その愛が永遠ではないと、わかっていても…。

