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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第8章 動物園

PM2時…。
某スーパーの裏口。
今日もダンボール回収の業者と、店員が数分仕事をしながら、楽しそうに話している。
はたから見たら、業者と店員のちょっとした会話にしか見えない。
「今日もお疲れ様です!」
「今日は忙しくて、大変なんだ…。」
「暑いし、気をつけてくださいね!」
「ありがとう!」
表向きはこんな会話。
でも、実際は…。
空箱を置いてアズの近くにいく。
アズも近くのダンボールを取りにくる。
近付く二人。
「サラ…会いたかった。」
「私もだよ…。」
顔は笑顔な二人が、こんな会話をしてるなんて、誰も思わない。
職場でも二人の関係は秘密。
ただの業者と店員。
そう見えなくちゃいけない。
数分の会話を、楽しんで仕事を続ける。
休みが合わずに、アズとはそんな日々が続いていた。

