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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第11章 不安な心

仕事が休みの木曜日。
お昼休憩中のアズから、電話が掛かってきた。
「もしもし、サラ?今平気?」
「うん、大丈夫!」
「休みの日、決まったから連絡したよ!来週木曜日休みだった。サラはその日予定大丈夫?」
「空いてるよー!」
「じゃ、その日デートしよう!俺の家遠いけど、本当に電車で来るの?迎え行くよ?」
「私が行けば、アズ少しはゆっくり寝れるでしょ?それに私も気分転換に電車で行ってみたいし。」
「わかったよ。俺の家の最寄り駅は金沢八景だよ。わかる?」
「わかるよ。私だって出身はその近くなんだからさっ。」
「そうだったね。じゃあ、10時くらいに来れる?」
「うん!10時に駅の改札で待ってて。」
「わかった!じゃ、来週。楽しみにしてるよ。」
金沢八景、懐かしいな。
私が小さい頃、過ごした街。
そこにアズが住んでるなんて、本当に不思議な縁。
来週楽しみだなぁ…。
1週間後がすごく楽しみだった。

