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渇いた人妻たち
第5章 専務夫人
 「主人が偶に揉んでくれるんだけど、あまり感じないのよ」
 「でも今は感じているんだろ?」
 「そうなの、イキそうなのよどうしてなの?もう止めて、こんな所でイッたら困るわ、それに曲も終わるわ」
 梨花の初めてのレッスンが終わり、征男は自分の席へ戻りかけた、イク直前だった筈の彼女は、組み手を解くのと同時に、溢れ出た愛液を処理するためなのか、トイレの方へ足早に駆け出して行った。征男は明美の傍に腰を下ろした。
 「お疲れ様梨花さんにもしっかり教えてあげてね、彼女はダンスをしたのは今夜が初めての筈よ、嬉しくて興奮して下着が濡れたのを拭きに行ったのだわ」
 明美は自分の経験した事を思い出し、それを梨花に当てはめていた。
 明美の言葉が、空き瓶を手に台所へ行こうとしていた浩美に聞こえ、
「まあ明美さんたらエッチなんだから」 
言いながら部屋を出て行くと明美は、征男の耳元に口を寄せてきた。
 「私も濡れて冷たかったので脱いだのよ」
 「何を?」
 「・・・・下着」
 「本当に?」
 「ええ・・・見たいの?」
 「それは見たいに決まっているだろ」
「見るだけよ・・・触らないでね」
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