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報酬
第1章 日常
「謝謝...ふふ...可愛い名前ね。ありがとう...ちゅ!」

でも私はサキュバス...サンキューパスじゃないのよ...それじゃまるで割引券みたいじゃない。

でも...なんか嬉しい。
私が名前を手に入れるなんて...。

「オレの事も名前で呼ばないか?」

「ダーリンじゃダメ?ご主人様...とか。」

「それも悪くないんだけど...下の名前で呼ばれた事なくて...一度も。」

「知ってる。小学生の頃のあだ名...ションベンだったよね?あはは」

え?なんで?...あ...そっか...お前はオレが産まれてからずっと頭の中にいたんだよなぁ...

「お前?」

「ううん...謝謝。」

ぐちゅ...じゅぷ...すちゅ。

激しく唾液交換をしながら謝謝の吐息が熱くなるのが分かった。

「でもね...私達悪魔が名前を受け入れて、その上で相手の名前を呼んでしまうと、悪魔と契約を交わす事になるのよ?それでもいいの?」

「契約?...て?」

「私にもそれはわからないの。ただ...君の心の中の願いを叶えるために必要な、唯一無二の能力が手に入るはず。」

「オレの...願い?...なんだろう?自分では決められないの?ランプの精みたいに」

「あん!擦ってみる?このヘン...とか」

謝謝は自分からオレの手を掴み、自分の粘水の泉へと導く。

「濡れてる...。」

チ...くちゅ...スチュ...。

「だってぇ...はぁ...キス...初めてなんだもん...はぅ...」

そうか...謝謝もオレと同じで...すべてが初めてなんだ!

「今頃気付いたの?鈍感だなぁ...」

「...。」

「私、ホントに嬉しいの!」

「?」

「具現化して、こうして君と触れ合えたこと」

可愛いなぁ...。

「ねぇ...まだ疑いが晴れたワケじゃ...ないのよ?」

「だからぁ!頭ん中、見えてるんだろ?」

「証拠...見せて?」

「証拠...て言われてもなぁ?」

「ここよ...。」


カチャカチャ...ジーーー...。

ゆっくりとズボンを降ろしてした。

「浮気してないか...味見しちゃう!」

握りしめて唇を這わせてきた。

「ちょ...まだシャワーしてないから!やめ...!はぅ!」

下から嬉しそうな目で見上げてる。

可愛いなぁ...。

こんな可愛いのに...唇がもうヨダレ。
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