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第8章 大好きな君と…
気付くと、部屋は闇に染まっていた。


「あれ?」


裸の身体に掛けられた布団には一人きり。


「っ!?」


ザワッと鳥肌が全身を駆け巡り、慌ててその姿のままでベッドを飛び降りた。


置き去りにされた…?


そんな恐怖で勢いよくドアを開けたが、


「何してんの?」


呑気にビール片手に荷造りする智也。
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