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第2章 拒絶反応
それが一ヶ月続いたある日。
「え!?面会謝絶っ!?」
試験的に薬の投与が始まった次の日から、慧吾との面会が出来なくなったと幸恵が病院から戻って来た。
「相当…悪いみたいで…。昨日の夜中から、ICUに入ったって…」
「そんな…」
「明日担当の先生とお話する事になってるから、アンタも付いて来て?」
「分かった…」
不安で心臓が押し潰されそうになった。
実の兄弟、あるいは双子の様に、常に一緒にいた親友の命の危機に、何もしてやれないもどかしさで頭を抱えた。
そして明くる日。
「え!?面会謝絶っ!?」
試験的に薬の投与が始まった次の日から、慧吾との面会が出来なくなったと幸恵が病院から戻って来た。
「相当…悪いみたいで…。昨日の夜中から、ICUに入ったって…」
「そんな…」
「明日担当の先生とお話する事になってるから、アンタも付いて来て?」
「分かった…」
不安で心臓が押し潰されそうになった。
実の兄弟、あるいは双子の様に、常に一緒にいた親友の命の危機に、何もしてやれないもどかしさで頭を抱えた。
そして明くる日。