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第5章 嫉妬

弟が接待で帰りが遅くなると知った幸恵が、夕食に誘った。


「少しは慣れた？」


「何が？」


「女の子」


夫は出張で不在。暇潰しに慧吾を引っ張り出した。


「面倒臭い！」


「どーして？」


「女は遣ることありすぎて、面倒臭い！やっぱ、俺は男がイイ！」


「俺じゃなくて、私！」


「それが面倒くせーんだよ！」