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向日葵
第9章 セカンドセックス
 葉月……
 私が愛しているのは貴女なのに、手に届かぬ寂しさからセカンドセックスを受け入れてしまった。

 壊してしまえるもんなら、壊してしまいたかった。

 自分の身体に醜いペニスを挿れ、貴女と同じ痛みや苦しみごと身体に刻み、叶わぬ愛ごと壊れてしまったら楽になれたかな…?

 手に入らぬものを永遠に想い続け、純愛を重ねる生き方を選び、貴女が疲れた時に羽を休ませる場所になりたかった。

 許されない愛だからこそ、拍車をかけてしまうものなの?
簡単に手に入らないからこそ、諦めが悪いの?
分からなくなってしまって、迷う事を含めて貴女を愛してると言う私は狡いかな?


 「すみれ……すみれ……」

 掠れた声で名前を呼ばれ、目線がそこに合うと、硬いペニスで私と繋がる白石が居た。

 ピンクと肌色を混ぜた様な肉と、もさっと黒々とし光沢のある陰毛。
そんな卑猥な肉に刺されながらも、涎を垂らす女性器。


 これが本来の形、営みなのセックスなのね。
子を宿す可能性を秘めた愛の形なんだものね…

 きっと、100万回セックスしても、私の気持ちは変わる事はないだろう…

 私が好きなモノは、朝露に濡れた美しい朝顔なのだから……

 

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