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向日葵
第10章 人妻の彼女
「外、寒かったでしょう。
グリーンカレー作ったよ。
辛くてやみつきになる味だからさ!
着替えてきて。
ご飯にしょう」
「うん…」
私は葉月に言われるまま、スーツを脱いでラフな部屋着に着替えた。
キッチンのテーブルに着くと、パクチーのサラダや鳥の唐揚げをチリソースであえたものとグリーンカレーやナンが綺麗に並べられていた。
「ワインも冷やしてあるから」
「有難う」
冷蔵庫からワインを取り出し、グラスに注いで乾杯をした。
新婚旅行、タイのバンコクだったね。
ご主人の提案でそうなったとか言っていたな。
ヨーロッパやハワイ、グァムなんかは子供の頃から連れて行って貰ってるものね。
『何処でもいいよって感じ』
私の前で遠慮気味で言ってたっけ…
楽しく過したみたいね。
嫉妬はしないよ。仕方ないもん。
葉月には白石との事は秘密にしてる。
話して相手に嫌な思いさせるくらいなら、黙っているのが配慮というもんだ。
私も敢えて葉月の新婚生活の事は聞きたくない。
ワインを飲みながら、愛しい貴女はこんな事を言った。
グリーンカレー作ったよ。
辛くてやみつきになる味だからさ!
着替えてきて。
ご飯にしょう」
「うん…」
私は葉月に言われるまま、スーツを脱いでラフな部屋着に着替えた。
キッチンのテーブルに着くと、パクチーのサラダや鳥の唐揚げをチリソースであえたものとグリーンカレーやナンが綺麗に並べられていた。
「ワインも冷やしてあるから」
「有難う」
冷蔵庫からワインを取り出し、グラスに注いで乾杯をした。
新婚旅行、タイのバンコクだったね。
ご主人の提案でそうなったとか言っていたな。
ヨーロッパやハワイ、グァムなんかは子供の頃から連れて行って貰ってるものね。
『何処でもいいよって感じ』
私の前で遠慮気味で言ってたっけ…
楽しく過したみたいね。
嫉妬はしないよ。仕方ないもん。
葉月には白石との事は秘密にしてる。
話して相手に嫌な思いさせるくらいなら、黙っているのが配慮というもんだ。
私も敢えて葉月の新婚生活の事は聞きたくない。
ワインを飲みながら、愛しい貴女はこんな事を言った。