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向日葵
第5章 愛し、愛されて
「泣かないで!すみれ!
すみれの気持ち嬉しいよ。
でも、自分の運命は変わらないよ。
だって、生まれた時から決められていた事だもん。
逆らえない……
ーーそれでも、愛してる。すみれ、ずっとずっと永遠に愛してるからーー」
「私が男だったら、葉月を守ってあげられるのに……
身分違いって言われても、努力や誠意で何とかなるものなら、私はどんな事も惜しまないでやり遂げた。
でも、女に生まれた私に、葉月の背負った運命まで変えられない。
貴女をこんなにも愛しているのに!
悔しい!悔しいの!」
「すみれ、もう十分よ。
私は貴女に受け入れて貰えた。
愛する人と想いを重ねた日々は宝物になった。
だから、宝物を大事に隠して生きてゆけるわ。
そんな私をすみれは愛してくれる?」
「三島葉月を心から消さなければ、明日世界が滅びると言われても、愛してると叫び通すわ!
そんな世界なんて、滅びるなら滅びてしまえばいい!!
葉月を愛してる気持ちを抱いて、笑顔で死んでゆけるよ。
あなたが居ない世界なんて私は要らない!!
だから、永遠にこの気持ちを心で育ててゆくよ。
嘘偽りのない、心の世界で葉月と私は生きてゆくの……」
すみれの気持ち嬉しいよ。
でも、自分の運命は変わらないよ。
だって、生まれた時から決められていた事だもん。
逆らえない……
ーーそれでも、愛してる。すみれ、ずっとずっと永遠に愛してるからーー」
「私が男だったら、葉月を守ってあげられるのに……
身分違いって言われても、努力や誠意で何とかなるものなら、私はどんな事も惜しまないでやり遂げた。
でも、女に生まれた私に、葉月の背負った運命まで変えられない。
貴女をこんなにも愛しているのに!
悔しい!悔しいの!」
「すみれ、もう十分よ。
私は貴女に受け入れて貰えた。
愛する人と想いを重ねた日々は宝物になった。
だから、宝物を大事に隠して生きてゆけるわ。
そんな私をすみれは愛してくれる?」
「三島葉月を心から消さなければ、明日世界が滅びると言われても、愛してると叫び通すわ!
そんな世界なんて、滅びるなら滅びてしまえばいい!!
葉月を愛してる気持ちを抱いて、笑顔で死んでゆけるよ。
あなたが居ない世界なんて私は要らない!!
だから、永遠にこの気持ちを心で育ててゆくよ。
嘘偽りのない、心の世界で葉月と私は生きてゆくの……」