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びっちカノジョ 【2期目】
第8章 Scene.07
「ほぉらぁ。一人で歩いてよっ」
「んあぁっ………腰が…立たないのぉ………」
負ぶった嬢ちゃんにブツクサ文句を言いながらも運んであげる坊ちゃん。
何だかんだと優しいッス。
「あんなにぃ……しゅごいなんてぇ………」
それにしても、今の嬢ちゃんは、まるで姐御みたいッスね。
マントが開けていても、ペタッと坊ちゃんの背中に張り付いて離れようとしないッス。
直に胸とかアソコが直に触れて、坊ちゃんもなかなか耐えてるッス。
…まぁ……無いに等しい胸を押し付けられて興奮するのは坊ちゃんくら………
「イタっ?!」
「なんか、余計な事考えたでしょぉ?」
杖で殴られたッス。
読心術は健在のようッス。
てか、杖を鈍器にするなんて、魔法使いのする事じゃねぇッス。
「…うっさいわねぇ………あぁんっ」
ギラッと鋭い視線も一瞬だけッス。
まだスライムの余韻が残ってるのか、坊ちゃんの手の位置が変わる度に、艶めかしい声を出しているッス。
「………それにしても………」