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明治鬼恋慕
第15章 理由


助けてくれぇ!


最後のひとりが僕に怯えて懇願する。

こんな雪山深くまで僕らを殺しに来ておいて、いったいどの口が言っているのか。

僕は憲兵をすぐには殺さず、足を掴んで雪の上を引きずった。



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