この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
明治鬼恋慕
第16章 吐露




 ザク...





山に棲む動物だろうか





 ザク...





こんな吹雪の季節に?





 ザク





否──その可能性は低いだろう。

音は四方から無数に聞こえ、二人のいる山小屋を囲み始めたのだから。




そして

その輪が、小屋の様子を伺いながら少しずつ縮まっていくのが──内部からも気配でわかった。




「ハァっ…!……あ、ぁぁ‥っ、ぁぁ‥!!」

「…っ‥…、ふ──ァ…ッ」

「あ!‥ぁぁ…─リュ‥ゥ」



…しかし重なる影は離れない。

互いに肌の境目さえわからなくなるほど陶酔し、分かち難く結ばれていた。



「…ぅ…ァっ…!!…焔来──…ッ」



小屋の外に何がいようとも…

この瞬間は何もかもが、雑音なのだ。




/329ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ