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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第9章 盗撮 編 3-1 コスプレ
すぐ隣にいる来瞳(クルミ)の華奢な肩を、左手で抱き寄せたい衝動を我慢しながら、大石は質問をした。
「メイクは自分でやってるの?」
「勿論。自分でやっているよ。衣装だって全部手作りなんだから」
来瞳の言葉に驚いてしまう。
大石はコスプレの事については、あまり詳しくなかった。
「本当?凄いな・・・これなんか凄く手が込んでる衣装みたいだけど。それにメイクが初めの頃より、段々と上手くなっていってるのが良く分かるね」
「もうっ!それは言わないで!」
来瞳が冗談で右肩をぶつけてくると、大げさなリアクションをして笑いを誘う。
「初めの頃はね、なかなか写真を撮ってくれる人も集まらなくて辛かったなぁ・・・。
もちろん、メイクや衣装だけでなく、ポージングも下手だったしね。ふふ・・・でもね・・・」
来瞳は数枚の写真を大石に見せた。
「ほらぁ、見て見て!中3位からこうやって撮ってくれる人達が集まりだして、去年からは・・・ね?凄いでしょ?」
少し照れながら見せてくれた写真には、360度ぐるりとカメラを構えた男たちに囲まれた中で、ポーズを決めている来瞳がいた。
「ちょっと怖くなる時もあるんだけど、撮ってもらっている内にどんどんテンションんが上がっていくんだよ。でね、それがすごく気持ちいいの」
来瞳がしているコスプレは、大石でも知っているアイドルを目指す女の子のアニメで、主人公の女の子だった。
メイクや髪、衣装が完璧なのは勿論、ポーズも自信を持ってなりきっているから、周りの雰囲気まで変えてしまえるくらい完成度が高い、と大石は思った。
「ああ、いい表情してるよ。これって渋谷 凛だろ。レベル高いなぁ」
「ふふっ ありがと!」
嬉しそうに微笑む来瞳と至近距離で目が合い、大石は先に目を逸らした彼女の仕草に心臓をギュッと掴まれたような気持になった。
そして鼓動が更に速くなっていくのを感じていた。
「メイクは自分でやってるの?」
「勿論。自分でやっているよ。衣装だって全部手作りなんだから」
来瞳の言葉に驚いてしまう。
大石はコスプレの事については、あまり詳しくなかった。
「本当?凄いな・・・これなんか凄く手が込んでる衣装みたいだけど。それにメイクが初めの頃より、段々と上手くなっていってるのが良く分かるね」
「もうっ!それは言わないで!」
来瞳が冗談で右肩をぶつけてくると、大げさなリアクションをして笑いを誘う。
「初めの頃はね、なかなか写真を撮ってくれる人も集まらなくて辛かったなぁ・・・。
もちろん、メイクや衣装だけでなく、ポージングも下手だったしね。ふふ・・・でもね・・・」
来瞳は数枚の写真を大石に見せた。
「ほらぁ、見て見て!中3位からこうやって撮ってくれる人達が集まりだして、去年からは・・・ね?凄いでしょ?」
少し照れながら見せてくれた写真には、360度ぐるりとカメラを構えた男たちに囲まれた中で、ポーズを決めている来瞳がいた。
「ちょっと怖くなる時もあるんだけど、撮ってもらっている内にどんどんテンションんが上がっていくんだよ。でね、それがすごく気持ちいいの」
来瞳がしているコスプレは、大石でも知っているアイドルを目指す女の子のアニメで、主人公の女の子だった。
メイクや髪、衣装が完璧なのは勿論、ポーズも自信を持ってなりきっているから、周りの雰囲気まで変えてしまえるくらい完成度が高い、と大石は思った。
「ああ、いい表情してるよ。これって渋谷 凛だろ。レベル高いなぁ」
「ふふっ ありがと!」
嬉しそうに微笑む来瞳と至近距離で目が合い、大石は先に目を逸らした彼女の仕草に心臓をギュッと掴まれたような気持になった。
そして鼓動が更に速くなっていくのを感じていた。