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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第9章 盗撮 編 3-1 コスプレ
来瞳とは違ったタイプのクールビューティな女の子の真奈に、意味が違うとはいえ、大好きです、と言われた大石の、変に緊張した挨拶を見て来瞳は笑った。

「あはっ 大丈夫?顔が赤くなってるんですけど!」
からかう来瞳に慌てて否定する大石を、真奈は庇った。
「もう、やめなさいよ。大石さんごめんね、あっ 学年一緒だから大石君でいい?私は名前で呼んでね」

まだクスクス笑っている来瞳を連れて更衣室に向かった真奈を見送り、大石はホッと溜息をついた。

女の子の撮影も慣れていると思っていたが、やはり2人の綺麗さの前では平常心でいるのが
難しい時がある。
だから、コスプレの撮影をしながら、あわよくばパンチラでも、と思っていたのは甘かった
と、再認識した。
希望通りの仕上がりになる様に撮影に集中しよう、そう大石は決めた。


前半は部屋を貸し切っていないので、次に撮影する人達が待っていることもある。
このゴシック調の部屋でも撮影する前からそんな状態だった。
大石たちは制限時間内に効率よく撮影しないといけない。


お待たせしました・・・更衣室の扉が空いて、2人が雰囲気たっぷりにお辞儀をして出てきた。
大石は、最初の撮影はゴスロリファッションのメイドさんだよ、と聞いていたが事前に想像していたのとは2人のレベルが違い過ぎて、顔がどうしようもなくほころんでしまう。
自分でも気が付いていなかったが、ゴスロリのファッションが好みだと、撮影の為資料を見ている内に、最近気が付いたのだった。

そんな大石を見て2人は抱き合って笑いだした。

「お 大石君ニヤニヤしてる!かわいい!」と真奈が喜べば、「好きなの?ねえ ゴスロリ好きなの?」と来瞳も嬉しそうだ。
コクコクと頷いた大石を見てさらに笑いあっている。

「もう、せっかく雰囲気を作って出てきたのに、台無しよ」
来瞳はそう言いながらも部屋に置いてあるベッドに腰掛けポーズを取り始めた。
真奈もそれに合わせてポーズを取る。
表情も仕草も、もう二人はその世界に入ってなりきっている。
その変わり様に大石はドキッとさせられたが、深呼吸をするとカメラを構えた。
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