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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第15章 バイト(マッサージ)編 1-1
シミのついた、よれよれの白衣にボサボサの髪。安っぽいスリッパで,のそ
のそと歩く姿に、皆顔を背けてすれ違っていたのだ。しかしその評価はある
日を境にガラリと変わった。
聖杏学園のエリート達を集めた模試対策の合宿に現れた彼女は、それまでの
雰囲気とは全く違っていた。女子高生には出せない20代中ごろの大人の女
性の華やかさと落ち着いた雰囲気の中にも感じられる色気。それを白衣の上
からでは分からなかった魅力的なスタイルで醸し出していた。
その身体のラインがはっきりわかるミニのスーツ姿は、参加した男子高生だ
けでなく教師達からの視線もくぎ付けにしていたらしい。
それ以降学園内でもその魅力的なスタイルを隠すことなく披露してくれてい
た。そんな川崎美奈の身体をマッサージできるのだから、落ち着けと言う方
が無理だった。
マッサージルームの扉が開き、受付の女の子に案内された彼女を見て俺は心
の中で歓声を上げた。
バスタオルを巻いだだけの身体に視線が釘付けになってしまう。細身なのに
胸の膨らみが目立つ。すっと伸びた美脚も大人の女性らしい綺麗なラインで
魅力的だ。そしてなにより、その下には薄い布地のビキニタイプの下着だけ
のはずで、ガン見してしまいそうになる。メイクもスッキリと落とされてス
ッピンになっていたが、美人度はまったく落ちていない。かえって年齢より
も若く見えるくらいだった。
「いらっしゃいませ。いつも当サロンをご利用いただきましてありがとうご
ざいます」
小さな声でお辞儀をして挨拶した俺に、彼女は明るく話しかけてきた。
「こんにちは。宜しくお願いします・・・ふ~ん、本当にメイドさんのコス
プレしてるんだね。良く似合っていて可愛いじゃない!」
興味津々、といった感じで目を輝かせて俺の全身を見つめだした。
「ありがとうございます・・・ちょっと恥ずかしいんですけど、宜しくお願
いします」
恥じらう演技にも慣れてきていた。俯きがちの俺に近づいた彼女は、感心し
た表情で言った。
「へえ・・・メイドさんの衣装も本格的ね。たんなる安物じゃない、しっか
りとした作りの本物って感じ」
「ありがとうございます。イギリスから取り寄せたんです」
本当の事だった。俺がコスプレを依頼した二人には、その人気に目を付けた
スポンサーが付いていた。そこから衣装の提供を受けた物を俺が使っている
のだ。
のそと歩く姿に、皆顔を背けてすれ違っていたのだ。しかしその評価はある
日を境にガラリと変わった。
聖杏学園のエリート達を集めた模試対策の合宿に現れた彼女は、それまでの
雰囲気とは全く違っていた。女子高生には出せない20代中ごろの大人の女
性の華やかさと落ち着いた雰囲気の中にも感じられる色気。それを白衣の上
からでは分からなかった魅力的なスタイルで醸し出していた。
その身体のラインがはっきりわかるミニのスーツ姿は、参加した男子高生だ
けでなく教師達からの視線もくぎ付けにしていたらしい。
それ以降学園内でもその魅力的なスタイルを隠すことなく披露してくれてい
た。そんな川崎美奈の身体をマッサージできるのだから、落ち着けと言う方
が無理だった。
マッサージルームの扉が開き、受付の女の子に案内された彼女を見て俺は心
の中で歓声を上げた。
バスタオルを巻いだだけの身体に視線が釘付けになってしまう。細身なのに
胸の膨らみが目立つ。すっと伸びた美脚も大人の女性らしい綺麗なラインで
魅力的だ。そしてなにより、その下には薄い布地のビキニタイプの下着だけ
のはずで、ガン見してしまいそうになる。メイクもスッキリと落とされてス
ッピンになっていたが、美人度はまったく落ちていない。かえって年齢より
も若く見えるくらいだった。
「いらっしゃいませ。いつも当サロンをご利用いただきましてありがとうご
ざいます」
小さな声でお辞儀をして挨拶した俺に、彼女は明るく話しかけてきた。
「こんにちは。宜しくお願いします・・・ふ~ん、本当にメイドさんのコス
プレしてるんだね。良く似合っていて可愛いじゃない!」
興味津々、といった感じで目を輝かせて俺の全身を見つめだした。
「ありがとうございます・・・ちょっと恥ずかしいんですけど、宜しくお願
いします」
恥じらう演技にも慣れてきていた。俯きがちの俺に近づいた彼女は、感心し
た表情で言った。
「へえ・・・メイドさんの衣装も本格的ね。たんなる安物じゃない、しっか
りとした作りの本物って感じ」
「ありがとうございます。イギリスから取り寄せたんです」
本当の事だった。俺がコスプレを依頼した二人には、その人気に目を付けた
スポンサーが付いていた。そこから衣装の提供を受けた物を俺が使っている
のだ。