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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第15章 バイト(マッサージ)編 1-1
それを見てキョトンとしていた彼女は、やがてクスクスと笑い出した。
そして、うん、うん、と頷いた後に、背中を向けて自分でシャワーを浴び始めた。
「ご、ごめんなさい・・・」
俺は動けずに、そう言って立っていることしか出来なかった。あのまま体を洗われていたら、我慢など出来なくなるのは目に見えている。もうオナ禁が始まっているのならこうするしか無い、と思った。
手際よく洗い終えた彼女は、振り向くことも、声をかけることもなくシャワールームを出ていった。
あ・・・あ、どうしよう・・・
俺の胸の中に出来た小さな空虚さがどんどん広がっていく。それはやがて人、一人分以上の大きさになって俺を飲み込んでいく。
待って、の一言が言えなかった。
営業用のありがとうございました、も言えなかった。
声をかけたかった・・・声をかけて欲しかった・・・綺麗な笑顔で、いや冷たさを感じさせる怖いくらいの瞳に見つめられて、次の約束をして欲しかった・・・
次に会えるのはいつ?・・・いや、会える保障なんてない・・・
聖杏学園で顔を合わせても、それは教師と男子学生の関係・・・川崎 美奈と男の娘のユウの関係じゃない・・・
ポロポロと涙が流れてくる。
俺は本当はただの男で、マッサージと称して聖杏学園内で男子生徒の注目の的である女教師
の身体にHなことがしたかったんです。それが、男だとバレたから、そして男の娘だと勘違いされたから、それを利用して男の娘の振りをしていただけです。
そう正直に言ってしまえたら楽だろうか・・・
いやそうじゃない・・・
俺は頭を何度も振った。
そんな上辺の話じゃなく、もっと深い所で目覚めたのか、もともと持っていたものなのかは分からないけど・・・今までとは違う俺が、違う気持ちで・・・
涙が止まらない。声が漏れないように口を手で押さえた。
川崎 美奈を、好きになってる・・・
そんな気持ちに気が付いてしまった。
絶対に会えるよね・・・
何度もその言葉を繰り返して、立ち尽くすしかなかった。
そして、うん、うん、と頷いた後に、背中を向けて自分でシャワーを浴び始めた。
「ご、ごめんなさい・・・」
俺は動けずに、そう言って立っていることしか出来なかった。あのまま体を洗われていたら、我慢など出来なくなるのは目に見えている。もうオナ禁が始まっているのならこうするしか無い、と思った。
手際よく洗い終えた彼女は、振り向くことも、声をかけることもなくシャワールームを出ていった。
あ・・・あ、どうしよう・・・
俺の胸の中に出来た小さな空虚さがどんどん広がっていく。それはやがて人、一人分以上の大きさになって俺を飲み込んでいく。
待って、の一言が言えなかった。
営業用のありがとうございました、も言えなかった。
声をかけたかった・・・声をかけて欲しかった・・・綺麗な笑顔で、いや冷たさを感じさせる怖いくらいの瞳に見つめられて、次の約束をして欲しかった・・・
次に会えるのはいつ?・・・いや、会える保障なんてない・・・
聖杏学園で顔を合わせても、それは教師と男子学生の関係・・・川崎 美奈と男の娘のユウの関係じゃない・・・
ポロポロと涙が流れてくる。
俺は本当はただの男で、マッサージと称して聖杏学園内で男子生徒の注目の的である女教師
の身体にHなことがしたかったんです。それが、男だとバレたから、そして男の娘だと勘違いされたから、それを利用して男の娘の振りをしていただけです。
そう正直に言ってしまえたら楽だろうか・・・
いやそうじゃない・・・
俺は頭を何度も振った。
そんな上辺の話じゃなく、もっと深い所で目覚めたのか、もともと持っていたものなのかは分からないけど・・・今までとは違う俺が、違う気持ちで・・・
涙が止まらない。声が漏れないように口を手で押さえた。
川崎 美奈を、好きになってる・・・
そんな気持ちに気が付いてしまった。
絶対に会えるよね・・・
何度もその言葉を繰り返して、立ち尽くすしかなかった。