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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第16章 ストーカー(僕の彼女)編 1-1
「・・・ごめんなさい・・・」
樹里ちゃんの言う通りだった。勿論何もされずに帰ることが出来る、と
は思っていなかったけれど、私の想像以上に酷いことになるところだっ
た。ごめんなさい、もう一度謝る私を彼女は優しく抱きしめてくれる。
「瑠奈ちゃんは被害者なんだから、そんなに謝らないで。とにかくこの
事件には巻き込まれないで済んだんだから、ね?」
「うん・・・でも、お店に警察の人が来たらどうしよう?事情を聞かれ
るかな?・・・ねえ私、逮捕されたりしない?」
「そんな訳ないでしょ!う~ん・・・」
樹里ちゃんは、動揺している私と違って落ち着いていた。何かを考えな
がら背中や髪を優しく撫でてくれる。そして笑顔で言った。
「店長さんに相談だね。お店だって事件に巻き込まれたくないはずだか
ら、きっといい方向に動いてくれるはず。連絡してみるね」
スマホで店長と話し始めた樹里ちゃんに、私はブランケットを掛けてあ
げる。身体をピタッとくっつけて横に座り一緒に包まった。
スピーカーからは、連絡をすぐに入れてくれたことへの感謝の言葉が聞
こえてきた。
樹里ちゃんの言った通りだった。
私を含めた未成年のメイドさん達の働かせ方について、お店側も警察に
深く探られたくはない、そんなことをかなりぼかした言い方で言ってい
た。そして、今後の話は全てお店側が責任をもってしていくので、何も
動かないように、そう釘を刺してきた。

通話を終了した樹里ちゃんは一つ溜息をつくと、私を抱きしめながら押
し倒した。
「ホッとしたら・・・したくなっちゃった」
そう言われ、すぐにキスをされて舌が入ってくる。
まだ少し残っている不安な気持ちを忘れたくて、私はそれにしっかりと
応えていった。意識がクラクラするほど長く深く舌を絡め合い、唾液を
吸い合う。
彼女より先に胸に手を伸ばして優しく揉んであげる。大きいのに張りが
ある。ギュッと中身が詰まっている感じで、興奮してつい指先に力が入
ってしまった。
「んっんん!ああっあっ・・・」
樹里ちゃんの眉間に少し皺が寄る。ハッとして指を離すと首を振ってか
ら言った。
「はぁはぁ、強いの・・・好き・・・」
頬を染めて目を閉じた樹里ちゃんを可愛い、と思った。
もっと感じさせたい、感じたい。強く揉みながら彼女の胸に顔を近づけ
ていった。
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