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妄想ワンコワールド~あまあまワンコの調教日記
第6章 ご褒美
林のように高い木々が立ち並ぶ中を歩いて行くと、奥まったところに東屋があった。雨露で少し湿ったベンチに並んで腰を下ろす。
「ワンコ、お手。」
出された掌に、何の迷いもなく軽く握った拳を載せる。ご主人様は、その手を包み込むとそのままあたしを引き寄せて顎をつまみ、
「ミク、お前は本当に可愛いね。さっきがんばったご褒美だよ。」
と言って、ゆっくりと唇を重ねる。ご主人様の柔らかくて温かい唇が、あたしの唇を塞ぐ。