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貸し出し遊戯
第25章 空へとかき鳴らす鈴
躯を悠介の方に向け直し、蘭は騎乗位の体勢でしっかりと彼と手を握り合った。
躯を揺らす自分の内で鳴り響く鈴の音・・・
蘭は耳に遠く鈴の音を聴いていた。
躯の奥底で微かに鳴っていた音が、次第に浮き上がり、頭の中で鳴り止まぬ音で、
その宙に舞う刻を知らせる。
躯が天を仰ぎ、かき鳴らされる鈴となって駆けてゆく。
そこに辿り着くあと一越えを、蘭はもう止まりはしない。
目を瞑り、いやいやをする混沌の極みの中、喉から洩れる切なげな息絶えるような声とともに、
蘭は遠い宇宙へと飛び出す。
激しい快感の星が煌めき、やがてあてのない広い空間に浮かび漂う・・・
熱く火脹れになった蘭の膣はその瞬間、きつく締まり、
小刻みな痙攣を繰り返し、悠介のモノに巻き付き、密着してくる。
奥へと感じる精液の放出の圧力が、蘭に、悠介がともに果てたことを知らせる。