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貸し出し遊戯
第28章 口淫の真価

それは、髪を撫でて愛でてやりたくなるような、このままずっといつまでも見ていたくなるような、そんな気持ちにさせるのであった。


そうして、それを、愛と呼ぶのだと悠介は自然に理解した。


『蘭…イッていい?』


悠介はフェラチオに戻った蘭の髪をとかしながら、静かだが、熱の籠もった声で告げた。


蘭は上目で悠介と視線を合わせ、コクンと小さく頷いた。


涙とよだれで顔を濡らし、気持ちよくしてあげたいと、また、退屈させないようにと、ひたすらに自分のモノを舐める、健気な蘭のその気持ちが悠介にはうれしかった。


一緒に過ごした悠介だからこそ、彼女のひたむきさやいじらしさがよくわかり、それが彼女への愛着を増すのであった。

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