この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
貸し出し遊戯
第7章 大好きのキス
一方、こんな時、蘭にいつもウインクするのは、 あのミロのヴィーナス…
彼女は悪戯な微笑みを向け、 そっと蘭にだけわかる声で教えるのだ・・・
「ふふふ・・・貴女ならなんで私が両腕をなくしたかわかるわよね。ふふ・・・内緒よ。」
そんなヴィーナスの言葉に蘭はクスリと可笑しくなるのだった。
蘭は、「寝て」と言うように、悠介の腹に頭を擦り付けて押し倒すように甘えた。
悠介は蘭をベッドにあげてやり、傍らに置いた。
後ろ手のまま、悠介に包まれるように添い寝し、甘い香りで乳首を舌で転がし優しく吸った。
そのまま躯を伝い下までくだると、黒い茂みに顔を埋めるように熱い吐息を吹きかけた。
やがて彼女は赤子が乳を飲むように、悠介のペニスの先を口に含みしゃぶり始めた。
それは遠い記憶のグラスをゆっくりと満たしてゆくようで、
悠介にぼんやりとした甘い飴色の安心感をもたらした・・・