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貸し出し遊戯
第1章 いきさつ サイド蘭
たとえば、総史が「俺が寝てる間、朝まで舐めてて」と言えば、
「いつやめればいいんだろう」と思いながらも、真面目で優しい蘭は、止めるに止めれず、朝まで誰も見ていない中、舐めて過ごすというようなことも度々であった。
蘭は少しばかり天然であった。
いや、少しではなかったかもしれないが、その辺は筆者もよくわからない。
蘭はそんな中で次第に小さな快感や悦びを大きくしていき、思わぬ開花を魅せた。
フェラチオによってもたらされる躯の疼きに陶酔しやすくなり、
うまく聡史が煽れば、触れずして自らの内面の炎で身を灼いてオーガズムに達するような副作用の効能が見られた。
貸し出し願望のあった聡史は人に貸して恥ずかしくないモノに蘭を仕上げたい気持ちもあり、
感じながら、口に終始せず、両手や性器、足や躯全体を使うよう、指示を出して覚えさせて行った。
そんな中、たまに蘭の要望が通る場合があった。
蘭は手足の奉仕を免じて貰い、気楽に快感に集中してうっとり陶酔出来るよう、両手を後ろ手に縛って貰うことを好んだ。