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貸し出し遊戯
第9章 バイオレンスの洗礼
何度かすると縮こまった肺が開いたのか呼吸が幾分楽になった。
酸欠の頭は虚ろに堕ちてゆく。
朦朧とする頭で、目隠しされたままの蘭は、悠介の怒りを買わぬよう大人しくされるがままになった。
緊張で呼吸を乱さぬよう、弛緩に努め、ただ気持ちよさの中に身を浸すことに集中した。
水の音がし、秘所に冷たい感触がしたかと思うと、
花を隠す茂みを剃り取る音がし、蘭は事の次第を把握した。
とたんに、無防備に脚を開き、悠介の前に性器を晒していることに不安を覚え、恐怖が沸き上がる。
蘭は後ろに両手をつき、崩れそうな躯を支えた。
もうこのまま意識の手綱を手放そう。
蘭は朧な中そう思った。