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タワーマンションの恋人
第1章 * はじまり



「華さん、ご指名です。」
「はーい。誰だったー?」
呼びに来た黒服に聞けば、首をひねって「多分、新規の方だと思うんですけど…。」と答える。


黒服に通されて、卓につけばすぐに思い出した。
「今日も綺麗ですね、華さん。」
恐らく30代半ば、切れ長の目がやたらと色っぽく、端正な顔立ちをした男の人。


わたしの常連のお客さんが一週間ほど前に連れてきた人。


他の女の子がフリーでついていたのに、すごく目が合うな、なんて思っていたから記憶に残っていた。


そして、今この瞬間も…。
下から上まで舐めるように見つめて来るその視線が気になる。


「ご指名ありがとうございます。今日はお一人ですか?」
そう笑いかければ、そっとウエストにその人の手が回る。

「あなたは、あと3キロ太ったほうが男ウケしますね。」
そう言って静かに笑うから、驚きながらも、ゆっくりと嫌味の無い様に距離をとる。

「そうですか?これでも意外とお肉ついてるんですよ?」
「今のあなたは、女の子たちに好まれる容姿だ。体型も容姿も文句はほとんどない。」

突然分析されるような発言に困惑しながらも、耳を傾ければ、
「細いわりに、胸はDと言ったところですかね?」と、唐突に尋ねられ驚く。

「はい、そんなところです。」

久しぶりにつかみ所のないお客さんに出会ったなぁ、なんて正直面倒くさく思っていた。




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