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Dreams come true
第2章 夢は叶う・・
大樹がよそよそしく、2人の間の距離がひろがってから3日が過ぎた。
その日の帰り、たまたま昇降口で一緒になった大樹を無視しようとしたら、
むこうから一緒に帰るぞって言ってきた。
ほんとは嬉しいくせに、ちょっと面倒そうなそぶりを見せて
見栄を張った私だったけど、いそいそと彼の横に並び歩調を合わせた。
校門を出てすぐ、大樹は立ち止った。
「なぁ、久しぶりに川沿いの道、歩いてくか。あの道を並んで歩くこともなくなるしな」
「うん、そうしよ」
私達はバス停への道からそれて、川沿いの道へと土手を上った。