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変質者の手毬唄・珍田一耕助シリーズ
第6章 「凛」
白く弾力のある太腿の付け根に携えた褐色の秘肉
その中心に出来た亀裂から姿を現した見事なアワビはウネウネとうねり、粘り気のある粘液を吐き出している
小百合の指先は、その濡れて艶々したアワビの上辺に隠れていた敏感な蕾を円を描くように転がし始めたのだ
アワビを縁取る薄紫色の花弁はベロンと捲れあがって、フリル状の弛みが出来ている
「ち、珍田一さん…こりゃあ堪りませんよ…あぁ…起ってきてしまいました…女将のこんなに淫らな姿を目にすることができるなんて…」
「警部…僕のはもうとっくに起ってましたよ…こんな凄い光景、滅多にお目にかかれませんからね…しっかりと目に焼き付けておかなければ…」
「女将も旦那が亡くなってから10年間…こうやって自分で自分の身体を慰めておったんでしょうなぁ…」
「そうかもしれませんねぇ…」
「ワシに一言でも言ってくれれば、喜んでお相手するのに…」
「警部…今からでも遅くはないでしょう…今夜あたり攻めてみてはいかがですか?」
「そ、そう言われてみればそうですな…よ~し…滞在中にこの磯毛…男を見せますぞ。」