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裸の傑作
第6章 ファインダー越しの夜
「私の恥ずかしいところ、薫さんにもう全部見られちゃったから」


しの子ははにかみながら微笑んだ。


彼女の表情にたまらなくなり、薫はしの子にぎゅっと抱きついた。


「今日はもう遅いから、泊まっていきなよ。」


その時、シャワーカーテン越しに、アヤの声が聞こえた。


「二人の寝るところ、用意できるから」


「わかりました、ありがと・・・っ」


言い終わらないうちに、しの子の唇は薫にふさがれてしまった。
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