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英理を調教 完全版
第8章 本気のレイプ
 両手で胸と股間を隠している。
 英理の頬を涙が流れる。両手で体を隠しているのでその涙を拭うことも出来ないでいる。

「見せろ」

 男が言う。周りの男優達もニヤニヤと笑ってそれを見ている。

 ブルブルと震える英理の手がゆっくりと下りた。
 男が英理の足元にしゃがみ込み股間に手を伸ばす。太い指で割れ目を大きく開く。

「ひっ…!」

 ねちり、と音を立てて指が沈み込む。英理の股間はまだ湿ったままだ。
 無言で男が英理の中を掻き回す。

「ひぁ…うっ、乱暴にしないで…あうっ!」

 英理の膝が揺れる。男の指は太く長い。短小な男の肉棒よりも大きいくらいに。
 その指が力強い動きで英理の中を掻き回す。掻き乱す。先ほど二人の男に犯され恐怖の中にも生まれた性の快感がじんわりと英理の体に広がる。

 強面で屈強な体つきの男もアダルト作品に多数出演している男優だ。そのテクニックは俺のような高校生とは比べ物にならないだろう。事実、恐怖で体を震わせている英理ではあったが、その体の震えの質が変わってきている。

 快感に襲われている体の震えだ。

「う、ああ…くぅ、んっ!」

 それでもいつもと反応が違うのはまだ大きな恐怖の中にいるためだろう。それだけ男は威圧感がある。
 実は俺はこの男優に先日会っている。正田さんと打ち合わせの際に同席してくれた。見た目こそ怖かったが話してみれば普通の大人な人で、口数こそ少ないものの特に怖いと思う瞬間もなかった。
 それが撮影が始まると別人のように見える。男優っていうのは凄いんだな、と俺は感心してしまった。

 英理の握った拳が口元に添えられる。快感が強くなり喘ぎ声が押さえきれなくなってきたか。膝の揺れが大きくなり、もう片方の手を足元にしゃがみ込む男の肩に乗せ必死に耐えている。
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