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英理を調教 完全版
第9章 オリジナルビデオ撮影会
「う、ん…んんっ、ク、クリトリスに指が…」

 英理は俺に言われる前に痴漢の指の動きを俺に告げる。早くも快感に支配されたか。最近の英理の体は以前にもまして敏感になっている。快感が一定値を超えると英理は理性を失くしたかのように性の快感に溺れるようになる。そして冷静さを取り戻した後で一人泣くのだ。

 そんな英理が可愛くて俺はいつも英理を苛めたくなり、もっともっと深いところに堕としたくなる。
 英理が自分の心を守るためとはいえ、自分が思っている以上に敏感になり快感の絶対値を上げた英理の体はいつも最後には本人を裏切る。英理の理性とは裏腹に貪欲に快感を求めてしまう。

「くぁ…ふっ、あふ…んん、はう…!」

 膝だけではなく背中が肩がピクピクと小刻みに震える。絶頂が近いようだ。

「イきそう?」

 俺の問いに、英理は顔を伏せたまま頷いた。

「顔を上げて。イく時の顔、ちゃんと見せて」

 英理は今度は首を振る。恥ずかしいのか、それとも俺の胸に顔を押し付けることによってかろうじて堪えている喘ぎ声が外に漏れるのを嫌がっているのか。それともその両方か。さすがに快感に溺れてもここが電車の中で周りに大勢の人がいるのを忘れたりはしなかったようだ。大勢の人の中には同じ学校の生徒やクラスメイトもいるかもしれないし、もしかしたら今日は出会えていないが英理を慕う後輩の理沙ちゃんもいるかもしれない。

「顔見せて。知らない人に痴漢されてイく瞬間の顔を」

 くっ、と英理が息をのむ。体がブルブルと震えている。すでに絶頂が近いことを英理自身も気が付いているだろう。
 ゆっくりと英理は顔を上げた。顔は紅く染まり目には涙が浮かび上がっている。快感と羞恥の涙。英理が犯される時、辱められる時に流す涙だ。

 下唇を強く噛み、そこに手を添えて必死に喘ぎが漏れるのを抑えている。声を我慢した分体がブルブルと震えているがこれも電車の中、英理は精一杯に堪えている。俺の体に体重を預け、電車の揺れと快感の波とに耐え忍んでいる。
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