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英理を調教 完全版
第9章 オリジナルビデオ撮影会
 英理はあれは何だったのか、あそこにいたのは誰だったのか、俺に何度も聞いてきたが俺は黙っていた。

 期末テストが終わり冬休みに入った。今回も英理や志穂さんに勉強を教えてもらい何とか赤点もなく無事にテストを終えた俺は、大学受験を考えているわけでもないので比較的のんびりとした冬休みを過ごしていた。

 のんびりとしながらもある連絡を待っていた。

 その連絡は年が明けてすぐ、新年のあいさつと一緒にやって来た。
 電話をくれたのは島田君。島田君はこの一件で仲良くなったクラスメイトだが付き合ってみると律儀で約束をしっかり果たしてくれる、信頼できる人柄だと知った。だから俺は連絡を待ち焦がれながらも、そういう点では心配はしていなかった。

「遅くなってごめん」
「いや、いいよ。出来た?」
「うん。今編集が終わった。一年生にも手伝ってもらったから不慣れで時間がかかっちゃった。いつでもいけるよ」

 俺はありがとうを言って、こちらも準備の準備が終わったら連絡すると伝えた。

 インターネットを駆使して条件に合う部屋を探す。正月からやっていて防音もしっかりしていてさらに外から見えにくいところ。
 意外とすぐに見つかった。俺はすぐに島田君に連絡を取りスケジュールの打ち合わせをした。
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