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英理を調教 完全版
第2章 駐車場での全裸セックス
「達也…!」

 駐車場の隅で、反対の隅にいる俺を英理が絶望的な顔をして見ている。

 さして大きくない駐車場とはいえ、車十台が横並びで止められるだけのスペースがある。
 周りを壁に囲まれているとはいっても駐車している車と車の間にはもちろん隙間がある。すぐ近くに両国国技館があるが駅はこの駐車場とは逆方向だ。それほど人通りは多くない。ただ、全くいないわけでもない。

 つまり、見られる危険がないわけではない、ということ。

 もちろん俺はそれを分かってやっている。そのくらいのリスクがなければ英理を貶めることは出来ない。

「早く来なよ。それとも先に帰っちゃおうか?」
「待って、ダメ行かないで」
「じゃあここまでおいでよ。ご褒美も用意してるからさ」

 俺はスマホを取り出し裸で胸と股間を手で隠している英理の姿を動画で撮る。
 紺色のソックスとローファー、そして首元に残ったままの赤いリボン。英理はこれだけしか身に付けていない。

 英理の絶望的な表情に俺は満足を覚える。

「来ないならこれ持って帰っちゃうよ」

 まだ温もりの残る英理の制服と下着を頭上に掲げて見せる。

「待って、やめて…」

 慌てる英理の声。高く持ち上げられてしまえば脱ぎたての下着が外から見えてしまうかもしれない、と気付いたようだ。

「行くから待って…」

 覚悟を決めたかトラックの隅から顔だけ出して外の様子をうかがう英理。
 しばらく駐車場の前を人が通らないのを確認して一歩を踏み出そうとしたその途端。

 すぐ横の保育園の子供達が保育士さんに連れられて歩いてきた。お散歩でもしていたのだろうか?

 慌てて顔を隠す英理。人に見られるのはもちろん、小さい子供には絶対に見られたくないだろう。
 気丈にも堪えていた涙が再び頬を濡らしている。
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