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第13章 チチデール　前編

「私が出します」
そう言ってニーナは、ワンピースを脱いで、胸を露わにしました。

「どうするんだい？！」
驚いた口調のラッカ。

ニーナはラッカには返事せず、自分の胸に手を当てて、チチデールの呪文を唱えます。

「精霊たちよ、私の胸に宿りて、私の胸を豊かにし、多くの乳を産み出せるようにしたまえ。　チチデロチチデロピュッピュルウレラモチチデール！」」

ニーナが使える数少ない魔法であるチチデール･･･
今まではニーナは、ヤギや牛にしか掛けたことがありませんでしたが、初めて人間に、しかも自分自身に使いました。

ちょっと不安ですが仕方ありません。

ペチャパイだったニーナの胸は、みるみる膨らみます。

胸だけではありません。
身体全体にうっすらと脂肪が付き、巨乳に似合った体型になりました。

ニーナは胸に張りを感じます。
赤ちゃんに乳首を近づけて吸わせると、赤ちゃんはチュウチュウと吸い付きます。

自分も吸いたいってラッカは思いましたが、グッと我慢します。