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第16章 変なスティック

ラッカとニーナが都に戻って、１週間が経ちました。

ラッカとニーナは、都に滞在し続けています。
モグーガ山脈に旅するための旅費を、都で稼がなければならないからです。

「さあ、ラッカさん！　早くいってらっしゃい！」
二人が泊まっている宿屋で、ニーナが強い口調で言いました。

「俺は肉体労働は嫌だな･･･」
小さい声のラッカ。

「ダメです！　働きなさいっ！　そもそも旅費をムダ使いしたのは、ラッカさんでしょ！　２週間ほど働くと、モグーガ山脈までの旅費になるわ」
ニーナは容赦がありません。

けっきょく、都の建設現場で、ラッカは働くことになりました。

ニーナもレストランでウエイトレスとして働きます。