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第18章 カトレーヌとの再会

都を出発して、３週間が経ちました。

ラッカとニーナは、ようやくモグーガ山脈の麓の村に着きました。
モグーガ山脈に入るには必ず通る村です。

モグーガ山脈を旅するときの食料も、ここで買わなければなりません。

ニーナは、そこで思いがけない人物を見つけ、声を弾ませます。
「カトレーヌちゃん！」

「ニーナちゃん、ようやく着いたのね。　それにしても、すいぶんとここに着くまで遅かったわね。　何かあったの？」
いつもながら冷静な口ぶりのカトレーヌ。


ニーナはカトレーヌに、ここへの到着が遅れた理由を話します。

初めにニーナを護衛していた騎士団が、馬とともに逃げてしまったこと･･･
それで徒歩で旅をして、途中で盗賊に襲われた赤ちゃんを助けたこと･･･
だから都に引き返したこと･･･
それで旅費が底を尽きかけ、しばらく都に滞在したこと･･･

下らない理由なので、呆れ顔になるカトレーヌ。

「隕石が落ちるまで、あと４年近くあるから、急かなくって大丈夫と思うけど･･･」
そう言ってニーナは、旅の遅れを弁解します。