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第24章 木偶魔人と火炎魔人

セバスチャンが宿屋についた翌朝･･･

宿屋の食堂は、気まずい雰囲気です。

セバスチャンはニーナに、一言も話しかけません。

ニーナもセバスチャンに話しかけることができません。

能天気なラッカとメデューも、さすがにこの気まずい雰囲気を察したようです。
黙って朝食を食べています。

元気に話しをするのは、宿屋に逗留しているアダルトショップの店主だけです。

「ニーナちゃんたちが木偶魔人を退治してくれたら、ワシら魔物も、モグーガ山脈にもっと安心して入れるだぽん。　活躍を期待してるだぽん」
店主はニーナたちに言いました。

店主はタヌキの魔物であり、モグーガ山脈に棲む弟に会いに来たのですが、木偶魔人たちが暴れ回っているので、なかなか自由に行動できないのです。