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第26章 勇気の水鉄砲

そのとき、セバスチャンが言いました。
「炎の化け物なら、水で消せるかもしれません。　僕が水鉄砲で挑みます！」

「水鉄砲？　何それ？」
メデューがセバスチャンに尋ねます。


セバスチャンが荷車から取り出したのは、大きな水鉄砲です。

「これで水を飛ばせるんです。　樽と繋ぐこともできます。　そうすれば、たくさんの量の水を･･･」
セバスチャンの目は真剣です、

「でも、水であの炎が消えるかどうかは、保証が無いぜ。　消えなかったら、お前が火炎魔人に焼き殺されることになるんだぜ」
ラッカがセバスチャンに言いました。

「でも･･･僕はニーナを助けたいんです！　ちょっとエッチで不貞なところもありましたけど･･･やっぱり･･･やっぱり･･･僕にとっては最愛の人で、大切な婚約者なんです！」