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第10章 エッチな用心棒

メデューが白蛇の本性を現し、窓から逃げ去った部屋で、ニーナはひとりで震えています。

信頼していたメデューさんが、私の身体を狙っていた魔物だった･･･
ニーナにはショックが隠せません。

このままひとりで、モグーガ山脈に行けるなんて、とうてい思えません。

すぐにソーソイア村に逃げて帰りたくなりました。

でも、ニーナが任務を果たせなければ、４年後には隕石が落ちてきて、多くの人が死ぬのです。

ニーナは迷いました。
どうすれば自分は、任務を遂げられるのだろう？

メデューが逃げ去っていった窓を、ニーナはぼんやりと眺めます。

夜は更けていますが、都は不夜城のようです。
まだ酒場は開いているでしょう。

『用心棒を紹介します』
という貼り紙がされた酒場のことを、ニーナは思い出しました。