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第10章 エッチな用心棒

ニーナは、宿屋を飛び出し、その酒場へと向かいます。

酒場のテーブル席は埋まっており、多くの男たちが酒を飲んでいます。

騒がしいです。

「ここは酒場だよっ！　お嬢ちゃんのような子供が来る場所じゃないよっ！」
給仕をしているオバサンが、ニーナに向かって話しかけます。

「私は用心棒になっていただける方を、探しに来たんです」
ニーナはオバサンに言いました。

「そうかい。　用心棒かい。　ここの男どもは、みんな無職の荒くれどもさ。　いい用心棒になると思うよ」
そう言ってオバサンは微笑みます。

「ありがとうございます」
ほっとするニーナ。

そしてオバサンは、テーブル席に向かって叫びます。
「このお嬢ちゃんが用心棒を探してるって。　誰か立候補はいないかい？」

酒場中の男たちは急に静かになり、ニーナに視線を向けます。