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ばななみるく
第1章 ふたりはひとつ
四ツ葉中学校テニス部。

明日は県大会の決勝戦だから、みんな気合を入れて練習に励んでいる。

特に三年生は夏のこの大会を最後に部活を引退するから、最後の思い出作りに一生懸命である。

明日の県大会の決勝戦に勝てば全国大会に進出できる。全国大会進出なんて、四ツ葉中学校のテニス部にしては相当久しぶりのことである。

いろいろ大変なこともあったけど、よくぞここまで来たとテニス部を率いる部長である魅莱(みらい)にとっては感慨深いものがある。

魅莱はシングルとダブルスに出場する。

まずはシングルの練習だ。今日も絶好調で、次々とボールが決まる。

「魅莱さんカッコいい。ステキ」
一年生でマネージャーの亜莉栖(ありす)は目をハートにして魅莱を見つめている。

魅莱はショートヘアーが似合うボーイッシュで、女のコにも人気がある。

キリリとした顔に滴る汗がまたセクシーである。

亜莉栖はそんな魅莱を見つめてお股のあたりがジンジンと熱くなっていた。

続いてダブルスの練習である。
魅莱とコンビを組むのは幼馴染みで副部長でもある璃湖(りこ)。ふたりの息はばっちりだ。

「魅莱さん、璃湖さん・・ステキ~。あのふたりに抱かれたい~、弄ばれたい~」
亜莉栖は魅莱と璃湖を見つめて体が火照ってパンティを濡らしていた。

璃湖はポニーテールが似合って、ちょっとツンデレだけど、そこがまたたまらない。

亜莉栖は魅莱も璃湖も大好きな女子に恋する乙女なのだ。
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