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ばななみるく
第6章 はくねつ
決勝戦。まずはシングル戦から。
魅莱の相手はとんでもない強敵だった。

優勝候補No1、星が丘学園の愛菜(まな)。
昨年は優勝して、全国でも上位まで行っただけのことはある。

サーブ、レシーブ、ドライブ、スマッシュ、そのどれもが鋭くて脅威だ。

1セット目から得点したらまた取られてを繰り返して、フルセットまで持ち込まれた。
しかも、すべてのセットがジュースで得点して取られてと果てしない戦いが続いている。

打って、受け止めてを繰り返してラリーも通常では考えられないほど長く続く。

5セット目もジュースで1点取ればまた取られるの繰り返し。

魅莱はもう汗だくで、はあはあと息も荒い、
テニスウェアもびしよ濡れでブラジャーはモロに見えてるぐらいに透けている。

それは愛菜も同じで、はあはあと息を荒くしてブラジャーがモロに見えてるぐらい透けている状況で魅莱を睨んでいる。その目は鋭く、勝利を信じて笑ってさえもいる。

それは魅莱も同じで、この強敵を打ち破ったらヤバイかもと不敵な笑みを浮かべる。

「悔しいな・・おっぱいはあっちの方が大きいか」
こんな時でも魅莱はいやらしく愛菜のおっぱいやスカートを見る。

「フフフ、このわたしをここまでドキドキさせてくれるとはね・・。試合が終わったらあなたを愛してあげたいわ」
愛菜も魅莱の体を舐めるように見つめていた。

「さあ、勝負よ」
同時に叫んで、最後のラリーが始まった。

攻撃して、返されて、揺さぶられて、フェイントされ、今度は攻撃され、でも返してと考えられないほどに長い戦い。

こんな戦いが5セットの毎回続けられた。

魅莱も愛菜も体力の限界まできていた。でも、楽しそうに笑いながらボールを打つ。

アイツ、どこか自分に似ている。だから楽しいとお互いに思っていた。

「これで決める」
魅莱は渾身の力を込めてスマッシュを放つ。

「・・しまった」
魅莱の顔が蒼くなる。ボールはオーバー気味に飛んでしまった。

が、際どい。何という際どさだろう。
白線にほぼ被るようなギリギリのラインで魅莱のボールはインした。

審判が魅莱の得点を伝えた瞬間、魅莱はへなへなと膝を着いた。

取った。この強敵との熾烈な戦いを取った。
これで県大会シングルスは魅莱の優勝が確定した。


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