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愛しのイケメン☆LIFE
第13章 青音君の悩み

俺は今日もパッカー車に乗って、ダンボールを回収にこのスーパーにやってきた。

時刻は今、PM2時。

いつものように、パッカー車を停車すると、バックヤードの扉が開いて、俺の愛しい人が顔を出した。


「お兄さん、こんにちは!」

「こんにちは!星野さん、今日は何だか嬉しそうですね。」


そう言った俺にサラが、小声で

「帰り待っててね。」

と言った。

数ヶ月前まで、俺とサラは不倫関係だった。

二年間会わずにやっと離婚したサラと、晴れて普通の恋人同士になった。

離婚したサラは、またこの店で働くようになって、PM2時の二人の秘密の時間が復活したんだ。

わざわざ秘密にする必要はないのだけど、俺とサラはこの時間を出会った時と同じように、楽しんでいた。


「お疲れ様でした!」

「ありがとうございます!」


そんな差し障りのない挨拶をして、パッカー車に乗り込む。

満面の笑顔で手を振るサラに、俺も笑顔で応えて、車を走らせた。

あの頃よりも、さらに幸せを感じる事ができるこの時間が、俺もサラも大好きなんだ。

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