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愛しのイケメン☆LIFE
第13章 青音君の悩み
定時に仕事を終えて、サラの職場近くの公園で、サラの帰りを待っていた。
明日は俺もサラも久しぶりに一緒の休みだから、二人でサラの家でのんびりしようと思っているんだ。
この公園でサラを待つのも、久しぶりだな。
でも、あの時のように不安に思う気持ちもなく、ただただ、サラに会うのが待ち遠しいだけのこの待ち合わせは、やっぱり幸せだ。
煙草を吸いながら、サラとの今までの思い出を思い出してみても、今こうしてサラと一緒にいられる事に感謝したいって思う。
泥沼になることもなく、サラと離婚してくれた星野さんにも、心から感謝している。
星野さんの分も、一生をかけてサラを俺は愛していかなくちゃな。
「アズ、お待たせ。…あっ!また煙草吸ってる!この前やめるって言ってたのにー!」
「クスッ…。ごめんごめん。これが最後の一本だよ。」
「また、そんな事言ってる。この前も同じ事聞いたよー。」
「そうだっけ?忘れちゃったな。」
「もう…!体気を付けてね。」
そう言って、今まで冗談のように、言ってたサラが真剣な表情で俺に抱きついてきた。
「少しでもお互い長生きして、一緒に過ごしたいんだから…。」
ボソッとそう言ったサラが、すごくすごく可愛くて、俺もサラをギュッと抱き締めた。