この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しのイケメン☆LIFE
第6章 海音君と山谷さん
約束の日はすぐに来た。
今日は俺も休みやったから、俺と山谷さんは、すでに飲み始めていた。
と言っても、山谷さんは帰り皆を送るからと、アルコールは飲んでいない。
時間少し前になると、ナギちゃんが友達と店に入ってきた。
「お待たせしちゃって、すみません。」
「初めまして、今日はよろしくお願いします!」
ナギちゃんが連れて来た友人は、ナギちゃんとは正反対な感じの子やった。
おとなしそうで、控え目な感じの子。
山谷さんがまさに、タイプな感じの子やったけど、俺はどちらかというと、ナギちゃんみたいな元気な子の方がタイプやな。
今日は山谷さんと彼女をくっ付ける会やし、俺はいつものように楽しもう。
「カイさん、山ちゃん。友達の沙織ちゃんです!今日は4人で楽しく飲みましょ。」
「こんばんは!俺はカイって呼んでください!」
「山谷です!山ちゃんて、呼んでください!今日は楽しみましょう!」
「初めまして。沙織です。よろしくお願いします。」
軽い自己紹介から始まり、酒が進むにつれ、山谷さんと沙織ちゃんは、お互いについて、話すようになっていた。
いつの間にか、ナギちゃんが俺の隣に来て自分のボトルウイスキーを、俺のグラスに注いでいる。
ロックなのに、なみなみ入ってるんやけど…。
これはナギちゃん、もう完全に酔ってるわ。
何だか楽しそうやから、別にいいんやけどね。