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愛しのイケメン☆LIFE
第6章 海音君と山谷さん

「よし、皆順番に家まで送ってやるぞっ!」


山谷さんが、やる気満々で言うのを見て、ナギちゃんが、俺の腕に腕を絡めて言った。


「ヤマちゃん、私これからカイさんと、もう少しハシゴするんで、沙織ちゃんを送っていってくださいっ。」

「大丈夫なのか?」

「はい!カイさんいるんで、大丈夫です!」

「あ!ちゃんと俺が送るんで、大丈夫です!山谷さんは沙織ちゃんをお願いします!」


俺もナギちゃんに便乗すると、山谷さんはクスッと笑った。


「二人怪しいけど、もうできてんのか?」

「えっ?」

「はっ?」

「いやいや、皆怪しいと思ってるぞ。ま、付き合えばいいんじゃないか?じゃ、またな!沙織ちゃん、送ってくよ。」


呆然とする俺とナギちゃんに、手を振ると山谷さんと沙織ちゃんが車に乗り込んだ。

山谷さんの車が見えなくなると、俺とナギちゃんは顔を見合せた。


「俺達、できてるって思われてるんやね。」

「そうみたいですね…。」

「なんか、ごめん…。」


そう言った俺の腕にナギちゃんが、ギュッと抱きついてきた。


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