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愛しのイケメン☆LIFE
第6章 海音君と山谷さん
「…き…です。」
俯いたままのナギちゃんが、静かに何かを呟いた。
あまりにも小さな声だったから、聞こえなかったんやけど…。
んっ?そう返した俺に今度は、ハッキリとナギちゃんが言った。
「好きです!!」
さっきまで酔ってフニャフニャしていたナギちゃんは、どこかに消えていて、そう言ったナギちゃんは、真っ直ぐに真剣な瞳を俺に向けていた。
まさかこんなにハッキリと思いをぶつけられるとは思ってなかったから、返事に困る。
ナギちゃんの気持ちに、気付いていなかったといったら嘘になるけど、まさかハッキリと告白されるとは思ってなかったから、ほんまにびっくりしてるんやけど…。
どないしよう…。
「えっと…。」
「カイさん、気にしないでください。突然で迷惑なのはわかってるんで。」
「ナギちゃん…?」
「今までとかわらず付き合ってくれれば、私はそれでいいです。」