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愛しのイケメン☆LIFE
第6章 海音君と山谷さん
「いいの?」
止めるはずもないのに、とりあえず聞いてみた。
ナギちゃんは相変わらず、トロンとした瞳で俺を見つめている。
きっともうお酒が回って、思考回路もショートしちゃってるんや…。
「カイさん…お願い…。」
みるみる潤んでいくナギちゃんの瞳を見て、さっきまでなくなりかけていた俺の理性が戻ってきた。
さっき俺が感じたナギちゃんへの独占欲。
あれは間違いなく、ナギちゃんへの俺の本当の気持ち。
だからこそ、酔った勢いとかでなく、ちゃんと向き合って愛し合いたい。
ナギちゃんをしっかりと、愛せるようになった時にちゃんと…。