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愛しのイケメン☆LIFE
第7章 ☆X'mas…輝愛&桜音☆
「輝愛、ありがと。」
「あぁ、こちらこそいつも応援ありがとうな!」
頬を赤く染めた俺のファンの子達。
素敵なクリスマスになっただろうか?
時計を見れば、もうすぐ0時。
本当の俺の恋人に、早く逢いたいのにな…。
俺は、店の裏に出てそんな事を思いながら、一服していた。
外の風は冷たいが、酔った体にはちょうどいい。
ふと空を見上げると、白い物がチラチラと降っている。
…雪か…?
かざした手の上には、雪が落ちてきた。
ホワイトクリスマスか…。
ハラハラと降り続く雪がライトに照らされて、すごく綺麗だ。
桜音にも見せてやりたかったな…。
そう思いながら、タバコを消し店に戻ろうとした瞬間、俺は後ろから誰かに抱き締められた。
俺の腰に回された手。
薬指には見慣れた指輪がついている。
俺はその手に自分の手を重ねて、俺に抱き付く可愛い人に声を掛けた。
「桜音…どうした?」
「雪を見たら逢いたくて…。」
桜音…俺も同じだ。
雪を見てたら、お前にすごく逢いたくなった…。